おしごとQR タイムトラック 機能詳細

おしごとQR タイムトラックは、QRコードによる“タスク打刻”で案件・タスクごとの稼働時間を記録し、システムに蓄積したデータをもとに、業務案件・チーム・従業員ごとの稼働状況を管理・分析することで、労働生産性の効率化を支援する「クラウド稼働管理システム」です。

■ おしごとQR タイムトラックのご利用方法
1) プロジェクト・タスク設定

おしごとQR タイムトラックでは、業務の開始終了時に、「プロジェクト」と「タスク」を選択した上で、タスク打刻を行います。「プロジェクト」と「タスク」はお客様が任意に登録することが可能です。

  • タスク
    プロジェクトの業務として遂行する内容を登録します
    例1)A社、B社、C社
    例2)○○案件、□□案件、△△案件
  • タスク打刻
    顧客や案件をプロジェクトとして登録します
    営業職の例)顧客対応、資料作成、提案、見積など
    物流業の例)輸配送、保管、荷役、包装、流通加工など
2) タスク打刻

従業員は業務の開始終了時に、「おしごとQRカード」でタスク打刻を行います。その際には、「プロジェクト」と「タスク」を指定します。
デバイスでQRコードを読み取ると、ご自身が関連付けされた「プロジェクト」と「タスク」が選択できます。

3) タスク詳細・打刻履歴一覧

タスク打刻した結果は「タスク詳細」で確認することができます。タスク詳細では、日ごとにタスク打刻した結果が表示されます。タスク打刻ごとに、プロジェクト・タスク・開始終了時刻・打刻場所位置情報、その日の稼働時間が表示されます。
タスク打刻にエラーがある場合は、Error列に警告され、タスク打刻の修正も可能です。

4) 稼働時間分析

「稼働時間分析」では、タスク打刻で記録したデータを「グループ・プロジェクト・タスク・個人」の切り口で分析します。画面左側で分析項目を絞り込んだ結果が、メイン画面にグラフと表で表示されます。青色ボタンでグラフの切り替えが可能です。

この画面では、2023年4月から9月15日までの期間、営業本部の稼働時間を分析しています。プロジェクトごとの分析では、A/C/Dプロジェクトの稼働時間はほぼ同レベルであることがわかります。

5) 稼働コスト分析

「稼働コスト分析」では、タスク打刻で記録したデータ稼働時間に時給を掛けたものを稼働コストとして表示します。画面左側で分析項目を絞り込んだ結果が、メイン画面にグラフと表で表示されます。青色ボタンで、「グループ・プロジェクト・タスク・個人」の切り替えが可能です。

この画面では、2023年4月から9月15日までの期間、営業本部の稼働コストを分析しています。プロジェクトごとの分析では、Aプロジェクトの稼働コストが多いことがわかります。

おしごとQR タイムトラック 機能詳細
■タスク打刻

おしごとQR タイムトラックでは、一般的な勤怠管理システムのように出社/退社時に打刻するのではなく、業務の開始/終了ごとにタスク打刻を行います。このタスク打刻により、業務ごとの稼働時間を正確に記録することができます。
タスク打刻には、“プロジェクト”と“タスク”を選択することが必要です。

タスク打刻は、スマートフォンおよびパソコンを利用します。リモートワークや在宅勤務に対応し、1台の共有デバイスで複数の従業員が出退勤打刻することも可能です。

■打刻デバイス

おしごとQRでは打刻デバイスとして、インターネットに接続したスマートフォン(Android/iPhone)またはパソコン(Windows/Mac)に対応しています。打刻デバイスには、QRコード読み取りのためのカメラ機能が必要です。さらに、USB接続のQRコードリーダーにも対応しています。打刻デバイスは、一人1台だけでなく、部署などでデバイスを共有することも可能です。
インターネットへの接続できない環境の場合は、有料オプションで、ローカルアプリ対応が可能です。

■おしごとQRカード

「おしごとQR」では、すべての従業員(パートや業務委託などを含む)に、個人別のQRコードを印字した「おしごとQRカード」を提供します。
他社の勤怠システムでは、社員IDカードの作成費用が別途必要となりますが、「おしごとQR」ではご契約人数分の「おしごとQRカード」がサービス費用に含まれるので、追加費用が不要です。

<おしごとQRカード サンプル>
■カレンダー

「カレンダー」では、月ごとに日々のタスク打刻をカレンダー形式で表示します。通常打刻は灰色、修正未承認は緑色、打刻エラーは紫色で表示されます。この画面から打刻追加や打刻修正が可能です。

カレンダー画面
■タスク詳細

タイムトラックでタスク打刻した結果は、「タスク詳細」で確認できます。
タスク詳細では、画面上部に稼働時間合計や打刻日数が表示されます。詳細部分には、タスク打刻ごとに、プロジェクト・タスク・開始時刻・終了時刻・打刻場所が表示されます。一日に複数のタスク打刻がある場合は、複数タスク打刻が表示され、一日の稼働時間合計が表示されます。
タスク打刻の追加や修正もこの画面から行えます。また、タスク打刻にエラーがある場合は、警告が表示されます。

■通知メッセージ

「通知メッセージ」は、おしごとQRトップ画面に表示される通知メッセージです。
タスク修正の未承認件数が表示され、テキスト部分のクリックで承認画面に遷移します。

通知メッセージ画面
■テレワーク/リモートワーク、在宅勤務や直行直帰に対応(位置情報の自動記録)

おしごとQR タイムトラックは、インターネットに接続されたスマートフォン・タブレット・パソコンからタスク打刻が可能です。このため、自社のオフィスや拠点以外の場所でも稼働時間を記録できるので、場所に縛られないワークスタイルが可能となります。
さらに、おしごとQR タイムトラックでは、タスク打刻で自動的に位置情報を記録(※)します。 「タスク詳細」の開始場所・終了場所のブルーのアイコンをクリックすると、打刻された 場所の地図が表示されます。この機能により管理者は、テレワークや外出時の勤務場所を確認することができます。

※ おしごとQRの位置情報は、デバイスの位置情報を使用します。このため、デバイスの状況によっては位置情報にずれが生じる場合があります。

<出退勤打刻の位置情報>
■おしごとQRタイムトラック 権限設定

「おしごとQR タイムトラック」では、ユーザーごとに権限設定が可能です。

  • ◇従業員
    一般ユーザー向け権限(他者の参照・承認不可)
  • ◇マネージャー
    部下の勤怠参照・承認が可能
  • ◇グループ長
    所属部署全体の参照・承認が可能な権限

さらに、業務上特別な権限が必要な従業員には以下の権限付与が可能です。

  • ◇労務管理担当
    全ての従業員の勤怠情報および休暇情報の閲覧
    勤務パターンの登録・修正・削除
  • ◇経理担当
    勤怠データのCSV出力
  • ◇人事管理担当
    全従業員の社員情報の登録・修正
    QRコード再発行の承認
  • ◇労働分析
    全ユーザーを対象に分析が可能
  • ◇労働時間分析
    稼働時間分析が可能
  • ◇労働コスト分析
    稼働コスト分析が可能
■データ出力(CSV出力)

おしごとQR」では、勤怠データをCSV形式で出力できるので、給与計算システムなどと データ連携することが可能です。

  • サマリCSV: 従業員ごとの勤怠情報を1行にまとめた形式です。
  • 明細CSV:  従業員の勤怠情報を出勤簿のように出勤日ごとに出力する形式です。

CSVデータ項目は、ドラッグアンドドロップで簡単に設定できます。

■打刻履歴一覧

「打刻履歴一覧」では、おしごとQR プロ版全利用者の打刻状況を一覧表示します。打刻履歴には、日付・氏名・開始/終了時刻・実働時間・グループ・プロジェクトが含まれます。この画面から打刻データをCSV出力することも可能です。

打刻履歴一覧画面
■プロジェクト一覧

プロジェクト一覧では、登録されているプロジェクトを一覧表示します。新規プロジェクトの登録もここから可能です。さらに、“社員関連付け”と“タスク関連付け”もここから設定します

プロジェクト画面
■社員関連付け

社員関連付けでは、プロジェクトに従事する従業員を登録します。これにより、タスク打刻時は関連付けがされているプロジェクトだけが選択可能です。(関連付けがされていないプロジェクトは表示されません)

社員関連付け画面
■タスク関連付け

タスク関連付けでは、プロジェクトごとに関連するタスクを設定します。これにより、プロジェクトを選択すると表示されるタスクが自動的に絞り込まれます。

タスク関連付け画面
■タスク一覧

プロジェクト一覧では、登録されているプロジェクトを一覧表示します。新規プロジェクトの登録もここから可能です。さらに、“社員関連付け”と“タスク関連付け”もここから設定します。

タスク一覧画面
■稼働時間分析

稼働時間分析は、タスク打刻した労働時間を集計し、グループ・プロジェクト・タスク・個人別でグラフ化します。期間、グループなどで絞り込むことができます。稼働時間分析により、プロジェクトごとの業務負荷が見える化でき、部署や個人別の労働時間も可視化できます。
分析データをCSV形式でデータ出力できるので、エクセルなどのツールで分析することも可能です。稼働時間分析機能は、“稼働分析担当”または”稼働時間分析担当”の権限が付与されたユーザーのみ利用可能です。

グループ、タスク、個人別に切り替えたグラフが下記となります。

■稼働コスト分析

「稼働コスト分析」では、タスク打刻で記録したデータ稼働時間に時給を掛けたものを稼働コストとして表示します。画面左側で分析項目を絞り込んだ結果が、メイン画面にグラフと表で表示されます。青色ボタンで、「グループ・プロジェクト・タスク・個人」の切り替えが可能です。
分析データはCSV形式でデータ出力できるので、エクセルなどのツールで分析することも可能です。稼働コスト分析機能は、“稼働分析担当”または”稼働コスト分析担当”の権限が付与されたユーザーのみ利用可能です。

グループ、タスク、個人別に切り替えたグラフが下記となります。